『他人への思いやりを持って生きる、それが幸せな老後につながる』

優しい人、厳しい人、意地悪な人、世の中にはさまざまなタイプの人がいる。個人差もあるが、米国で最近行われた研究によると最も他人への理解があるのは、高齢女性なのだという。

そうした思いやりのある人は他人に向けた優しさが「社会のサポート」という形で自分に戻ってきて、幸せな老後を過ごすことができるらしい。
研究を行ったのはカリフォルニア大学サンディエゴ校医学部の研究者ら。サンディエゴに住む50歳以上の1006人(平均年齢77歳)を対象に”思いやりテスト”などを行ったところ、男性よりも女性の方が総じて他人に同情する傾向があることがわかった。

また、過去に苦しい体験をしたり、つい最近家族を亡くしたり病気を患ったりした人にも、他人に対し同情的である傾向が認められた。

そうした同情的・思いやりタイプの人では、困難を克服するのに前向きな人ほど他人に共感もし、手助けすることに幸せを見いだしていることも明らかになった。
研究者は「社会的なつながりが健康にとって大事なことは言うまでもない。同情的タイプの人は、社会からのサポートを受けやすく、結果的に老後を健康的にそして幸せに送ることができる」と話す。

つまりは、自己中心にならず、他人への思いやりを持って過ごすなど”人徳”を積むと幸せな老後につながる、ということのようだ。常識的と思う人もいるだろうが、実践はなかなか難しい。常日頃から心に留めておきたいものだ。
IRORIO「他人への思いやりを持って生きる、それが幸せな老後につながる」より

楽しかったGWのあとに