『時計遺伝子をスイッチ・オン』

3月28日、アメリカの心臓病学会で「結婚している人はそうでない人に比べ、心臓や血管が丈夫である」という論文が発表された。順天堂大学医学部教授・小林弘幸先生はこう言う。

「結婚している人はそうでない人よりも、心臓や動脈系の病気の発症率が12%も低いというのです。一方、離婚経験者は独身者に比べ、脳血管障害や冠動脈疾患、大動脈瘤など血管系の病気の発症率が高くなることも発表されました。その因果関係は明らかになっていませんが、家族のある人のほうが、生活のリズムが整いやすいことが一因ではないか、と考えます」

今年1月には、イギリスのサリー大学が、生活リズムが狂うことで1,400もの遺伝子が傷つくことを発表。ほかの人が寝ている間に働いていると、心臓病などのリスクが高まるとの研究結果が報告されたという。

「さらに、細胞ひとつひとつには体のリズムを管理する『時計遺伝子』がありますが、これを異変させたマウスは、血圧や血管内皮機能に異常が出やすいことも明らかになっています。生活リズムは私たちが思っている以上に血流と深く関わっているのです」

まずは朝、目覚めたら日光を浴び、朝食をしっかり食べること。これによって、時計遺伝子のスイッチが入るのだという。

「カロリーの高いものは午後のおやつに。『BMAL1』という時計遺伝子の一種は脂肪を溜め込む性質があるのですが、午後2時ごろはもっとも血中濃度が低いため、この時間帯に食べることで、太りにくい体になれるんですよ。反対に、午後10時~午前2時はBMAL1が血中で大量に増加。同じカロリーでも夜食としていただくと、メタボ街道まっしぐらです!」

朝、きちんと時計遺伝子のスイッチを入れた人は、深夜にドカ食いする心配はない。スイッチ・オンから約15時間後には、熟睡ホルモン「メラトニン」が分泌されるのだ。早寝早起きは、ダイエットにもいいのである。
YAHOOニュース「「太らない人は午後2時に食べる」と専門家が語る理由」より

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